給与と年金収入がある場合の確定申告書の書き方
前提
・年齢68歳
・給与収入 160万
・年金収入 200万
確定申告書の記載
・給与所得
160万-給与所得控除55万=105万
・雑所得
200万-110万=90万
以上のように令和2年の改正で給与所得控除が10万下がったことで給与所得は10万増えてしまい
さらに公的年金控除が10万下がったことで雑所得は10万増えてしまい、合計で20万所得が増えてしまいます。
これを防ぐために調整を加えます。
・所得金額調整控除
給与所得+雑所得=195万>10万
①給与所得>10万 →10万
②雑所得>10万 →10万
①+②-10万=10万
を給与所得から控除します。
・所得金額調整控除後の給与所得は
105万-10万=95万
となります。
・申告書右下の「公的年金等以外の合計所得金額」
の記載に当たり、給与所得は所得金額調整控除10万前の金額
を記載します。
よって、
給与所得は95万
公的年金等以外の合計所得金額 は105万
となるので注意が必要です。
ややこしいですね(^^;
参考サイトです。
国税庁 タックスアンサー 所得金額調整控除
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1411.htm